渋谷すばる。そして愛おしきかな 関ジャニ∞
正直、まさかだった。
でも、「関ジャム」に対しては危惧してた。
私はそこそこ音楽に関わる知識や周りの環境があって
「関ジャム」はつまらない番組だと思っていた。
解りやすく音楽の知識を広く伝える。という意味では、
視聴率も含め、正解の番組なんだろうなという程度に思っていた。
きっと渋谷すばるくんは、ジャニーズという環境に幼い頃から入り
一般的な洋楽や様々なジャンルの音楽に
どっぷり浸かることのない環境だったのだろう。
多感な時期に、刺激的な海外のミュージシャンのライブに足繁く通ったり、
何度も何度も聞き込んで、研究したり。
好きなミュージシャンのルーツを探るべく、探求したり。。。
で、この時期になって、あの番組に携わり、
音楽の奥深さを知り、楽しくなって、音楽に対する欲望が爆走しちゃったんだろう。
あれだけの音楽だけで飯を食っている人たちに
毎週毎週、奥の手をチラチラ見せられて
根っこの部分で音楽が好きな人間にしたら、たまったモンじゃない。
言い方は悪いが、「遅かりしデビュー」なんじゃないかな。と。
そう「高校デビュー」とかの類。
ただ、私の想定外だったのは
たとえ音楽知識に対する欲望が爆走しても
「渋谷すばる」は「関ジャニ∞」を見捨てることはしない。と思っていたこと。
見捨てるという言葉には語弊があるかもしれない。
「見切る」なのか、「守らない」なのか、「放棄」なのか。
しっくりくる言葉は見つからないが、、、
もともと、渋谷すばるさんには甘いメンバー。
彼の決断を許す苦渋の決断だったと思う。
ここではあくまでも、私個人の意見として
渋谷すばるさんの楽曲は、曲構成やメロディに
ジャニーズ独特のJ-POP臭が染みついている。
良く言えば「魂 臭さ」「万人に受け入れられる絶妙なダサさ」
それなのに、新しいテクニックや音を入れ込む。
それが微妙に融合していない感が否めない。
だからこそ「関ジャニ∞」らしいのだと思っていた。
その点、錦戸くんの作る曲は良くも悪くも「王道、ど定番のロック」
そして、安田くんの作る曲は「程よい流行曲」
聞いてきた音楽や環境、そして感受性の違いだろうと思う。
ちょっと音楽理論の話にそれたので、元に戻すと、、
その音楽知識に対する欲望をつかむことで
多くの人を悲しませる事になると言う事は
きっと彼なりには理解しているつもりだろうが、
私は正直、値しないと思っている。
(あくまでも個人的意見です)
渋谷すばるさんがどういった音楽を追求し、
どういった音楽を目指し、どういった表現者(ミュージシャン)に
なりたいのかは計り知れない。
しかし、私は「音楽」というのは、
多感で人間が出来上がってない思春期までに吸収する情報の重大さがある
年を重ねるごとに、良くも悪くも人間は自分という色が出来上がってしまう。
そうなってから自分のやりたい事を追求すると
結局はマスターベーションにしかならない。
大倉さんの言う通り
「関ジャニ∞をやりながら」するべき事だったと私も思う。
しかし、それを究極に突き詰める事こそが
渋谷すばるらしさ。でもあるのだとは思うが。。。。
村上信五さんが
「メンバーとしては嫌でも、一人の男として考えれば頑張れ!と言うはずやと思った」
この言葉が全てだと思う。
男はロマンを追い続けるものだ。
でも、そんな身勝手な事をしていれば社会的に成立しない。
迷惑をかける人が多ければ多いほど、そのはずだ。
渋谷すばるさんという人に甘かった関ジャニ∞
迷惑を被ってでも、なんとか追求させてやろうと
わがままを受け入れてしまった関ジャニ∞に愛おしさしかない。
村上信五さんと横山裕さんは長男。
自分が犠牲になる事に慣れている。
渋谷さんは次男。
自由奔放。
これもあったんだろうな。
今となっては大好きな関ジャニ∞を乱し
渋谷すばるの音楽心にいらぬ火をつけた「関ジャム」という番組が
私は大大大大大大嫌いになった。
あのレベルのセッションは軽いお遊びだよ。
ほんとしょうむない。
身の丈を知ってて欲しかった
残念だった
あほやで。ほんまに。
あんなに思ってくれてる人達を断ち切ってまで。
私にはその価値がわからない。